芸術って僕はよくわからない
今週のお題「芸術の秋」
芸術といえば絵画展とかミケランジェロとか
そういうイメージを子供の頃は持っていました。
23歳くらいの時に、自動販売機で『アルフォンス・ミュシャ』の絵のプリントされている
缶コーヒーを見て、「綺麗だな」と思いました✨
その後すぐに偶然にも、当時の彼女の家に遊びに行った時に、おじいちゃんが絵が好きらしくて、玄関に『アルフォンス・ミュシャ』の絵が無造作に置いてありました。
でもその時は綺麗という感覚は無くて、「なんか不思議な縁だな」と思いました。
それから『アルフォンス・ミュシャ』の絵を見るたびに「色合いが好きだな」。とか、彼女の家にあったことを思い出したり、その時によって違う見方をするようになっていました。
その後は特に『アルフォンス・ミュシャ』にこだわりというか、思い入れは薄れていき、嫌いになった訳ではないてますが、特に何かを思うこともなくなっていきました。
恐らく感情の『飽き』だと思いますが、それは『想い出』に変わりました。
『想い出』というのは綺麗なものが多く美化されるので、もしかしたらそれが『芸術』というのかなぁ、と思ったりもします。
今は一般的に言われる『芸術』というものでは『ダリ』が好きな時です。
それは最初に弟のやっていた店に飾っていた『ダリ』の本を見て「かんかイケてるな、」と
思い、弟に聞いたら「ダリは最悪な人生を歩んで育った芸術家やで」と言われ、余計に「すげぇ!かっこいい!(中二病なので。)」と
思い入れが増して、弟にその本を売って欲しいと言うくらい自分の物にしたいと思いました。
弟は「そこまで気にいったならあげるよ」と言ってくれました 。
その後、「ハサミで切って部屋に貼る」と言うと、
弟は「価値があるのに…」と言いましたが、
僕は「自分の気に入った絵をいつでも見れた方がいいやん。」
と言うと弟も「そっかー。」と分かってくれて今は部屋中にダリの絵がいっぱいで、
見ると、やはり色んな感情が湧き出ます。
今のところの僕の『芸術』というものに対する思いは、有名な画家などだけでは無く、
どこにでも溢れていて、自分の感情によって左右される、あやふやな物という感じです。
この無造作に置かれたフィギュアなども今の僕の目には
とても綺麗なバランスの良い『芸術』に見えます。
でも、今がもし憂鬱だったり落ち込んだ様な感情だとしたら、恐らく「綺麗だ」なんて思う余裕は無いと思います。
まだ僕は若造なので本当の答えなんて分かってないと思うし、一生、答えなど出ないかもしれません。
でもせっかく「綺麗だ」とか「いいなぁ」と思える感情を持った生き物に生まれたからには、
なんでもそうだとおもいますが、
できるだけ多くのポジティブな感情でものが見れた方がいいな 、
沢山の良い思い出ができたら、それは
素敵だな✨
というの感じのものが僕にとっての今の『芸術』という
名前の付いたものに対する思いです。°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
(笑)